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医療 社会福祉 経済

医療や介護、年金などの社会福祉政策と経済との関係は、国家の根本にかかわる大きな問題です。また、高齢化と経済成長の鈍化が見られる先進国に共通の難題でもあります。制度をどのように改革すべきか考えましょう。

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公的年金保険のややこしいところ(1)-賦課方式

公的年金保険の中で最大のものが、老齢年金退職年金)です。老齢年金は、定年退職後に“長生きするリスク”に備えるもので、生命保険とは正反対のリスクをヘッジするためのものです。

 民間保険会社が扱う退職年金保険は、現役時代に積み立てた保険料を退職後に取り崩していく方式(積み立て方式)になっています。この方法は、積み立てた金額に応じて年金が還付されますので、被保険者にとって理解しやすいのが特徴です。また、少子化の影響はうけません

 しかしながら、積み立て方式には、長期金利インフレ率などの経済的な変化によって、還付される年金の実質的な価値が大きく変化する特徴があります。このため、必ずしも生活に必要な金額が還付されるとは限りません。また、平均寿命が想定よりも延び続けると、保険の財源不足する可能性があります。

 現在の我が国では、公的年金保険の仕組みとして、賦課方式というのが用いられています。賦課方式は、現在働いている人の支払っている保険料で、現在受給している人の年金を賄う方法です。

 公的年金は現在のところ黒字運用ですが、今後少子化高齢化によって、働いている人が減り年金受給者が増えていくと、保険料を高くするか年金給付額を減らさなければならなくなります。このため、年金が長期的均衡できなくなった場合には、給付額を一定に凍結する、“マクロ経済スライド方式”というのが導入されています。

 また賦課方式では、現在の高齢者が受け取れる年金総額は支払った保険料より多く現在の若者が将来受け取れる退職年金総額は支払った保険料より少ない、という問題が生じます。つまり、若者から高齢者への所得移転が起こるわけです。

 このように、将来受け取れる公的年金が不確実で、就労中の負担だけが大きくなる、というのが、現在の若者将来不安不公平感を抱いている大きな理由の一つと考えられます。

 この問題に対して、少なくとも何らかの展望、つまり”どうすればよいか”示す必要があります。

 つづく

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テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

  1. 2007/12/07(金) 19:02:53|
  2. 社会福祉と経済成長
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