医療 社会福祉 経済

医療や介護、年金などの社会福祉政策と経済との関係は、国家の根本にかかわる大きな問題です。また、高齢化と経済成長の鈍化が見られる先進国に共通の難題でもあります。制度をどのように改革すべきか考えましょう。

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バブルの崩壊-日本経済がこうなった理由(2)

 物の値段は市場で均衡することになっていますが、有限な資産の値段は、しばしば乱高下します。

 物の値段が安定するためには、上がった場合には下げる力、下がった場合には上げる力が働かなければなりません。これをネガティブ・フィードバックと呼びます。

 ところが、例えばピカソの絵がある程度の期間上がりを続けると、上がるから皆買う、皆が買うからまた上がる、という一方向への力が働いてしまうことがあります(あるいはその逆)。これをポジティブ・フィードバックと呼び、値段は不安定になります。

 実際の需要-供給とは無関係に、ポジティブ・フィードバックによる急速な値上がりが生じたのがバブルです。

 ただし、バブルが起こるには、それを支えるだけのお金が存在しなければなりません。そこで中央銀行などは、乱高下が大規模に起こらないよう、通貨供給量などを制御しているわけです。

 問題は、それがバブルなのか、実際に値上がりすべくして上がっているのかを、その時点で識別する合理的な方法がない、という点にあります。従って、バブルはつぶれてみるまで、そうであったと断言できない(少なくとも、そのような言い訳や説明をしても詐欺とは言い切れない場合が多い)のです。

 1980年代後半の日本では、お金があり余っていました。一方、実際の需要はそれほどなかったために、余剰資金土地、さらには絵画骨董にまで向かい、大規模な資産バブルが発生してしまいました。なお、土地が急速に上がり始めたきっかけは、1985年に当時の国土庁が東京のオフィス・ビルが不足する、と発表したことです。

 金融引き締めは好景気に水をさすため、政治的にはやりにくい政策です。それに加えて、内需拡大による貿易不均衡の是正、という錦の御旗米国の外圧がありました。さらに、円高と原油安のため生活必需品のインフレ起こっていなかったのです。

 この時は、世界的な金融緩和による好景気だったのですが、1987年にまずドイツの中央銀行であるブンデスバンク金融引き締めを行いました。これをきっかけに、1987年10月19日に、ニューヨーク株式市場で大暴落が起こり、世界中の株式市場が急落します(ブラック・マンデー)。

 東京株式市場は、この時一旦は急落したにもかかわらず、半年で回復して日本経済はその後も成長を続け、株や土地は上がり続けました。そして、日銀の三重野相殺はは1989年5月になって、ようやく金融引き締めを開始し、1990年のお正月から東京株式市場の暴落がはじまり、1992年まで続きます。

 金融引き締めは、1989年から1990年にかけて5回行われましたが、ここに至っても、日本の土地はなかなか下がりませんでした。そこで、さらに土地取引の総量規制(土地担保融資の制限)や増税が行われ、1991年になってようやく下がりはじめました。
 
 一旦下がり始めた土地は、金融緩和を行っても元にはもどらす、地価が上昇し始めたのは最近のことです。

 この時のバブルの崩壊によって消滅した資産は、1200兆円と言われています。

 つづく
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テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

  1. 2007/11/17(土) 16:00:43|
  2. 社会福祉と経済成長
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