医療 社会福祉 経済

医療や介護、年金などの社会福祉政策と経済との関係は、国家の根本にかかわる大きな問題です。また、高齢化と経済成長の鈍化が見られる先進国に共通の難題でもあります。制度をどのように改革すべきか考えましょう。

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相互扶助と保険-医療の市場化2

 古くから行われている相互扶助のひとつに、"家族内の助け合い"があります。子供が熱を出したのでお母さんが看病する、というのは当然ですし、夫婦間での助け合いも必要です。このような家族内の相互扶助は、我が国の民法でも義務付けられています。

 家族よりももう少し範囲の広がったものに、ご近所の助け合い、同じ会社内や組合内での助け合い、ボランティア組織や宗教団体による助け合いなどがあります。これらは、基本的には何らかの"共同体における相互扶助"であることが特徴です。自然発生的に出来上がってきたものに加えて、共同体内部に掟や規則があったり、法律に基づくものなど、様々な形態があります。

 相互扶助の特殊な形態として、保険というシステムがあります。構成員が保険料という名目で一定の金額を支払うと、リスクが現実化した場合に所定の保険金が還付される仕掛けです。リスクを構成員全員に分散すると、構成員の数が大きくなるに従ってリスクの変動が一定範囲内に収まっていくという性質(大数の法則)を利用したものです。
 前にのべた共同体の相互扶助なども、基本的には同じ原理によっているのですが、保険金銭を媒介にしており、また契約としてきちんと整理されているのが特徴です。
 あたりまえですが、保険金は保険料を払い込んでいるものにしか支払われません。また、払い込まれる保険料の総額が支払う保険金の総額とおおむね等しくなるように設計され、現実にそう運用されていなければ成り立ちません。

 最も大規模な、国家による扶助システムは社会保障と呼ばれています。これには、大きく分けて保険のシステムを用いたもの(社会保険)と税金を使って国の政策として行うものがあり、国の関与の仕方にも直接的なものと間接的なものがあります。また、社会保険の支払い方法には、金銭による給付と現物給付(医療や介護そのものを行う)とが行われています。

 なお、現在の日本の医療は国に管理された保険制度が骨格になっており、主に社会保険料で成り立っていますが、保険料のうち1/4程度は税金によってまかなわれています。

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テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

  1. 2007/10/24(水) 10:25:05|
  2. 経済と医療制度
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